
東京お花見スポット6選【2026年版】見頃・夜桜・宿泊ガイド
2026-03-12
ガイドから行動へ
このガイドで扱う観光地
各スポット詳細ページで営業時間・アクセス・近隣の宿を確認できます
概要
桜は日本人にとって、単なる花以上の特別な存在です。平安時代の貴族が始めた花見の文化は千年以上の歴史を持ち、今では春の訪れを告げる国民的行事となっています。毎年3月下旬から4月中旬にかけて、薄桃色の花びらが一斉に咲き誇る光景は、日本の春を象徴する風物詩です。
東京は世界でも有数の桜の名所が集中する都市です。都内だけで10万本以上の桜が植えられており、整備された国立庭園から川沿いの並木道、歴史ある神社仏閣まで、その楽しみ方は実に多彩。新宿御苑の65品種にわたる桜のコレクション、上野公園の800本を超えるソメイヨシノの回廊、目黒川の3.8キロにわたる桜のトンネルなど、各スポットがそれぞれ異なる魅力を持っています。
東京ならではの楽しみは、都市と自然が織りなすコントラストにあります。高層ビル群を背景にした花見のピクニック、スカイツリーと桜の競演、提灯に照らされた夜桜の幻想的な雰囲気 — これらは東京でしか味わえない桜体験です。初めての方もリピーターも、桜の季節の東京は特別な感動を与えてくれるでしょう。
こんな方におすすめ: 春の東京観光、写真撮影、カップル、家族連れ、季節の美しさを楽しみたいすべての方。
見頃の時期
開花から散り際までのスケジュール
東京の桜の開花は、毎年ほぼ決まったパターンをたどります。ただし、冬の気温によって1週間前後のずれが生じます。
| 段階 | 例年の時期 | 特徴 |
|---|---|---|
| 開花(かいか) | 3月20〜25日 | 靖国神社の標本木に最初の花が咲く。都内各地でも数日以内に咲き始める。 |
| 五分咲き | 3月25〜30日 | 約50%の花が開く段階。木々は華やかさを増し、人出も増え始める。ピーク前の穴場タイミング。 |
| 満開(まんかい) | 3月28日〜4月3日 | 最も美しい瞬間。桜が最大限に咲き誇り、公園は花見客で賑わう。特に週末は大混雑。 |
| 花吹雪(はなふぶき) | 4月3〜10日 | 花びらが雪のように舞い散る。地面や川面がピンクに染まり、多くの人がこの段階を最も美しいと感じる。 |
| 遅咲き・八重桜 | 4月10〜20日 | ソメイヨシノは終了するが、八重桜(特に新宿御苑)がさらに1〜2週間楽しめる。 |
開花予想の確認方法: 日本気象協会が1月から桜の開花予想を発表します。tenki.jpや**ウェザーニュースさくらCh.**アプリでは、地域ごとの詳細な予想が随時更新されます。旅行の計画にぜひ活用してください。
押さえておきたいポイント
- 満開は約5〜7日間で花が散り始めます。この期間に合わせることが旅行計画の鍵です。
- 雨と風は散り際を大幅に早めます。満開中の一度の嵐で、花がほぼ散ってしまうこともあります。
- 気温が重要です。冷え込む春は開花が遅れ、暖冬の年は早まります。近年は温暖化の影響で、東京の開花が平年より3〜5日早まる傾向にあります。
- 満開を数日過ぎても、花吹雪の段階は非常に美しく、実はこの時期を好む人も多いです。
桜の名所
新宿御苑

新宿御苑
Shinjuku Gyoen National Garden
約70品種・約900本の桜が咲き誇る東京随一の桜の名所。品種の多様性により3月中旬から4月下旬まで長期間楽しめる、58ヘクタールの国民公園。
新宿御苑は東京の桜スポットの中でも最高峰といえる存在です。58ヘクタールの広大な敷地に約70品種・約900本の桜が植えられており、早咲きの寒桜から遅咲きの一葉・関山まで、3月中旬から4月下旬までの約1ヶ月半にわたり次々と咲き続けます。
園内はフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園、日本庭園の3つのエリアに分かれ、それぞれ異なる桜の景色を楽しめます。特にイギリス風景式庭園の広い芝生に腰を下ろし、大きな桜の木を見上げるのは格別の体験です。
- 入園料: 500円(一般)、250円(学生)、中学生以下無料
- 開園時間: 桜シーズンは9:00〜17:30(最終入園17:00)
- 重要: 園内はアルコール持ち込み禁止。そのため他のお花見スポットに比べて落ち着いた雰囲気で、家族連れにも最適です。
- アクセス: 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅から徒歩5分
桜シーズンのピーク時は入園制限が行われることがあります。晴れた週末には入場まで30分〜1時間の待ち時間が発生することも。開園直後(9:00)に訪れるか、平日に行くのがベスト。事前にオンラインで時間指定チケットを購入することもできます。
上野公園

上野公園
Ueno Park
800本以上の桜が咲き誇る東京の代表的な花見スポット。屋台が並び、宴会が繰り広げられる賑やかな雰囲気は、日本のお花見文化の真髄。
新宿御苑が上品な桜体験だとすれば、上野公園は日本のお花見文化そのものを体感できる場所です。800本以上のソメイヨシノが公園の中央通りに並び、満開時にはまさに桜のトンネルが現れます。
花見シーズンの上野公園は祭りそのものです。朝早くからブルーシートで場所取りが始まり、屋台が焼き鳥・たこ焼き・ビール・チョコバナナを売り、提灯の明かりの下で花見宴会が繰り広げられます。花を愛でるだけでなく、仲間と春の訪れを祝うというお花見の本来の姿がここにあります。
- 入場料: 無料
- 開園時間: 24時間開放(ライトアップは20:00頃まで)
- お酒: 持ち込み可。盛大に楽しまれています。
- アクセス: JR・東京メトロ「上野」駅から徒歩2分
- ポイント: 公園入口から東京国立博物館に向かう並木道がメインの花見エリア。静かに楽しみたい方は不忍池周辺がおすすめ。
目黒川 / 中目黒

中目黒
Meguro River Cherry Blossoms
約800本の桜が3.8キロの川沿いに並ぶ東京屈指の桜スポット。夜にはぼんぼりに照らされた桜と水面の反射が幻想的な光景を生み出す。
目黒川の桜並木は東京で最もフォトジェニックな桜スポットです。約800本のソメイヨシノが川の両岸に3.8キロにわたって植えられ、枝が川の上で交差して桜のトンネルを形成します。満開時には花びらが黒い水面に舞い落ち、ピンクの花筏(はないかだ)を作る光景は息をのむ美しさです。
中目黒駅から池尻大橋方面(上流)へ向かう約2キロの区間が最も桜が密集し、見応えがあります。おしゃれな中目黒らしく、川沿いにはカフェやワインバー、ブティックが並び、桜シーズンにはテラス席が設けられます。
- 入場料: 無料
- おすすめ区間: 中目黒駅から池尻大橋方面(上流へ歩く)
- 夜桜: 日没から21:00頃までぼんぼりで桜がライトアップ。中目黒の夜桜は東京で最も美しいと評判です。
- アクセス: 東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅すぐ
ピーク時の週末の夕方は非常に混雑し、川沿いの歩道が一方通行になるほどです。平日の夕方に訪れるか、駅から下流(目黒方面)へ歩くと混雑を避けられます。下流方面も桜は同様に美しいのに、人は格段に少なくなります。
代々木公園

代々木公園
Yoyogi Park
広々とした芝生で気軽にお花見ピクニックが楽しめる、東京の定番公園。入場無料で開放的な雰囲気が人気。
代々木公園は東京の若者が桜の下でピクニックを楽しむ定番スポットです。都心には珍しい広い芝生エリアがあり、レジャーシートを広げてのんびりお花見を楽しめます。チケットも予約も不要、気軽に立ち寄れるのが魅力です。
園内には約600本の桜があり、中央の広場周辺と噴水池エリアに密集しています。大学生グループや若い社会人、家族連れに加え、ミュージシャンやパフォーマーも集まる自由な雰囲気が代々木公園ならではです。
- 入場料: 無料
- 開園時間: 24時間開放
- アクセス: JR「原宿」駅から徒歩5分、東京メトロ「明治神宮前」駅からも徒歩圏内
- ポイント: 隣接する明治神宮の森厳な参道と組み合わせると、にぎやかな花見と静寂の対比が楽しめます。
千鳥ヶ淵

千鳥ヶ淵
Chidorigafuchi Moat
皇居のお濠に桜が映り込む東京屈指の絶景。ボートに乗って桜のトンネルをくぐる体験は、春の東京で最もロマンチックな瞬間のひとつ。
千鳥ヶ淵は、桜と皇居の壮麗さが出会う場所です。皇居北西側のお濠沿い約700メートルの遊歩道に、ソメイヨシノとオオシマザクラ合わせて約260本の桜が植えられ、枝が水面に向かって大きく張り出す姿は圧巻です。
千鳥ヶ淵ならではの体験はボート(手漕ぎボートまたはペダルボート)に乗ること。満開時には頭上も左右も水面の反射も桜に包まれ、まさに桜の中を漂う感覚を味わえます。東京の春で最もロマンチックな瞬間のひとつです。
- ボート料金: 最新料金は千鳥ヶ淵ボート場公式サイトをご確認ください。ピーク時の週末は1〜2時間待ちになることも。
- 遊歩道: 24時間開放(さくらまつり期間中のライトアップは22:00まで)
- アクセス: 東京メトロ「九段下」駅から徒歩5分
隅田川公園

隅田川公園
Sumida River Park
桜並木の向こうに東京スカイツリーがそびえ立つ、東京ならではの桜風景。浅草から続く約1キロの川沿い散歩道。
「東京らしい」桜写真を撮りたいなら、隅田川公園が最高のロケーションです。吾妻橋から桜橋にかけての両岸に約640本の桜が並び、その背後には東京スカイツリーがそびえ立ちます。伝統と現代が交差する東京の春を象徴する一枚が撮れるスポットです。
台東区側(浅草側)約1キロと墨田区側の遊歩道があり、浅草側を歩くとスカイツリーの眺めが最高です。毎年開催される隅田公園桜まつりでは屋台が並び、夜にはライトアップも行われます。
- 入場料: 無料
- アクセス: 東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武線「浅草」駅から徒歩3分
- ポイント: 桜シーズンには浅草から水上バス(東京クルーズ)に乗ると、川沿いの桜並木を水上から楽しめます。
お花見のコツ
持ち物リスト
お花見ピクニックをしっかり楽しむための準備物はこちらです。
- ブルーシートまたはレジャーシート — お花見の必需品。100円ショップやコンビニで手軽に購入可能。
- お弁当・おつまみ — デパ地下のお弁当、コンビニのおにぎり、手作り料理など。この時期は桜をモチーフにしたスイーツも豊富です。
- 飲み物 — ビール、チューハイ、ワイン、日本酒、ソフトドリンクなど。思った以上に消費するので多めに。
- ゴミ袋 — 日本の公園にはゴミ箱がほとんどありません。必ず持ち帰り用のゴミ袋を用意しましょう。
- 防寒着 — 3月下旬の東京の夜は5〜10度まで冷え込むことも。昼は暖かくても上着は必携です。
- ウェットティッシュ・除菌シート — 屋外での食事に欠かせないアイテムです。
お花見マナー
- 場所取りは早めに。 上野公園のような人気スポットでは、朝早くからブルーシートで場所を確保する係を決めるのが一般的。週末のピーク時は8時には好位置が埋まります。
- ゴミは持ち帰る。 自分のスペースを来た時よりきれいにして帰るのが日本のマナーです。
- 桜の木を傷つけない。 枝を折る、木を揺する、物を吊るすなどの行為は厳禁。非常に厳しく注意されます。
- 騒音に配慮する。 花見は賑やかに楽しむものですが、特に夜は周辺住民への配慮も忘れずに。
- 立入禁止エリアを守る。 新宿御苑などでは芝生や根の保護のため、座れるエリアが制限されている場合があります。
コンビニ活用術: セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートは花見シーズンの強い味方。期間限定の桜スイーツ、お弁当、冷たい飲み物、割り箸、ウェットティッシュ、ゴミ袋 — 急なお花見に必要なものが何でも揃います。
夜桜スポット
**夜桜(よざくら)**は、昼間のパステルカラーの景色を一変させます。暗い空を背景にライトアップされた桜は、幻想的で妖艶な美しさを放ち、昼以上に感動的だと感じる人も少なくありません。
おすすめ夜桜スポット
目黒川 / 中目黒 — 東京の夜桜スポットの王道です。数百個のぼんぼりが桜を暖かく照らし、その光が川面に映り込む光景は夢のよう。桜と水と灯りが織りなす幻想的な雰囲気は、他のどこにもない特別な体験です。川沿いの屋台は21:00頃まで営業し、温かい甘酒やクラフトビールを片手にゆっくり散歩するのが最高の楽しみ方。
千鳥ヶ淵 — 千代田さくらまつり期間中(3月下旬〜4月上旬頃)、遊歩道がLEDでライトアップされます(日没〜22:00)。静かなお濠の水面にライトアップされた桜が映り込む光景は息をのむ美しさ。まつり期間中はボートの営業が20:30まで延長され、ライトアップされた桜の中を漕ぐ体験は、春の東京で最もロマンチックなひとときです。
上野公園 — メインの桜並木道が提灯やぼんぼりでライトアップされます(日没〜20:00頃)。中目黒に比べると趣のある、落ち着いた照明で、花見宴会が夜まで続く伝統的な雰囲気を楽しめます。不忍池のしだれ桜の夜桜は特に幻想的です。
夜桜の写真撮影には「ブルーアワー」(日没直後の20〜30分間、空が深い青色に染まる時間帯)がベスト。青い空とぼんぼりの暖かい光、ピンクの桜のコントラストは、完全な暗闇よりもはるかに印象的な写真が撮れます。
周辺の宿泊
桜シーズンは東京の観光ピーク期のひとつです。ホテル料金は大きく上がり、人気のホテルは数ヶ月前に満室になります。3月下旬〜4月上旬を狙う場合は、遅くとも1月までに予約することをおすすめします。
桜の名所の近くに泊まれば、早朝の静かな花見も、夜桜散歩も、終電を気にせず楽しめます。
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よくある質問
周辺のおすすめスポット:

明治神宮
Meiji Shrine
代々木公園に隣接する東京最大の神社。70ヘクタールの杜に囲まれた厳かな空間は、にぎやかなお花見とは対照的な静寂を提供してくれます。
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